クモ駆除前に

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クモって、外見はまあかなり不気味な部類に入る虫だと思う。足なんか八本もあるし、それぞれが全く違う方向をむいていて、動く時もまったくてんでばらばらに動いているように見える。しかもやたら長い。顔だってアップで見たら宇宙からの侵略者みたいだし、小さいのはともかく、大きな女郎蜘蛛やアシダカグモなんて、みたとたんヒャッといってとびあがってしまうくらいインパクトがある。

けれども私はクモが好きだ。ひまなとき、たとえば授業中なんかに、ふと机の上に小さなそいつがいるのを発見する。するととてもうれしくなる。指の上にのせてあそんだり、ノートの上を這いまわるのを観察して楽しむ。大きいのにはさすがにさわることはできないが、怖さと面白さを同時に感じつつ眺める。

ことほどさように、私はこいつらに対してけっこう好意をいだいている。しかし世間一般には嫌われ者である彼らを、駆除しようとするひとのきもちがわからないわけではない。さすがに(めったにいないが)毒グモなんかはおそろしいとおもうし、家にいられたらすごく困る。それに、あのような外見のものが家の中を這いまわっているということを想像するだけでぞっとし、駆除に回るという気持ちは、蛾に置き換えれば私にも想像可能なのだ(まあ、蛾の場合は我慢して追い出すが)。

クモを駆除したいと言う人は、たいていアシダカグモのことを言っているのだろう。小さなクモなら気にならないし、女郎蜘蛛はあまり家の中には巣を作らないだろうから。

ただ、アシダカグモは益虫なのだ。外見はいかついが、実はゴキブリをばりばりと食べてくれる、ありがたい虫なのだ。 クモとゴキブリを天秤にかけてみて、ゴキブリのほうがいやだ、というひとは、アシダカグモは放っておいてはどうだろうか。

クモの駆除の方法

クモはバルサンなどの殺虫剤で簡単に駆除することができる。ゴキブリ駆除用のものではなく、クモ駆除用のバルサンが売っているので、それを使うといいと思う。

また、クモが発生するということは、餌になる虫がいるということだ。ひとまず巣をとりはらって(アシダカの場合は巣をつくらないので、みかけたら追い出すようにして)、まずゴキブリやそのほかの虫の駆除からはじめてはいかがだろうか。 清潔な環境をつくれば、クモがいつくことはない。

とりあえずいい機会だと思って、自分の環境をみなおしてみるといいかもしれない。

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